サイクロン災害救援 活動報告会


▲ 報告会の様子。檀上が國井先生
▲ 報告会の様子。檀上が國井先生

 2009年1月9日(金)にミャンマーで支援を続ける國井先生によるサイクロン被災支援の活動報告会が行われました。

 災害発生からすでに9か月が過ぎた今でも、現地では変わらず厳しい生活が続いています。軍事政権が他国の援助を拒否し続けたために、復興のペースもなかなか上がっていません。

 ものすごい暴風雨が吹き荒れたミャンマーでは、甚大な被害が出ました。
 人々は暴風に吹き飛ばされないように、ヤシの木によじ登り、振り落とされないように必死にしがみついていました。しかし、しがみつくことができない小さな子供や振り落とされた人々の多くが亡くなられました。

▲ 写真を使って現地の様子を報告してくれました。
▲ 写真を使って現地の様子を報告してくれました。

 ある母親は子供を抱えて木に登り、しがみついていましたが、やがてそれも限界になり、やむなく一人の子供を手放してしまったそうです。

 また、その時に降っていた雨も非常に厳しく、ただ耐え続けるしかなかった人々の背中はまるで火傷のような状態になってしまいました。

 現地への支援も、粉ミルクを飲むために使った不衛生な水で命を落とす危険性もあり、現地の複雑な状況を考えなければならないことを改めて実感させられました。


 現地の復興にはまだまだ多くの時間が必要です。時が過ぎてもどうか彼らのことを忘れず、皆さんの中に留めてもらえれば幸いです。


 また、同時に行った募金の合計金額は1,300円でした。このお金はカレンダー市の収益金と同様にミャンマーの人々のために全額使われます。ご協力ありがとうございました。